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我が家の猫犬さんたちの事、その他色々。
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今日仕事が終わって携帯を見ると、病院で仲の良かった子からメールが入ってた。
「ユウちゃんがいよいよ危ないので・・・」という内容だった。

ありがたいことに今日は残業も少なく、18:45くらいには会社を出ることが出来た。
それでも病院は19時まで、しかも今日は休診日だから、19時を大きく過ぎる事はない。
猛烈に急いで病院に向かった。

19時を少し過ぎたけれど待っててくれて、無事ユウちゃんに会うことが出来た。
酸素室に入っていて、にもかかわらず呼吸がとても苦しそうなので、扉を開けて触る事はできなかった。
でもぐったりと横になるユウちゃんに扉越しに声を掛けると、「にゃー」と一声鳴いて体を起こしてくれた。

みんなに「○○ちゃん(私)が来たことちゃんと分かってるね」と言われて涙が出そうになった。

鼻腔内にできた腫瘍は大きくなり右目を完全に圧迫していて、眼球自体が位置を変えてしまっている。
今にもコロンと飛び出してしまいそう。
その腫瘍からと思われる出血が鼻から口からタラタラと出続けて、鼻と口の周りは血だらけになっていた。
腫瘍は間違いなく肺に転移しているだろうし、いよいよ呼吸が苦しくなってきてしまった。

これで持ち直してくれたとしても、腫瘍がある以上は厳しい。
もちろん少しでも長く生きていて欲しいけど、ユウちゃんがあんなに苦しいんじゃ絶対にだめだ。

がんばって!とはなかなか言えない。
今までも、「どうしてそんな状態なのに幸せそうにしているんだろう」と何度も何度も不思議に思ってきた。
他の子の面会に来た患者さんが目を背けるような見た目であっても、ご飯は美味しいし人がかまってくれるのは何よりもうれしいし楽しいと思っていたと思う。

ぱっと見は誰よりもつらそうでも、ユウちゃんなりに楽しい生活を送っていたと私は思う。

これ以上悪くなるだけなら、せめて最期は眠るように安らかに安らかに天国へ旅立たせてあげて下さいと、願わずにはいられない。
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5/3はお昼から夜まで、久々に仕事をしてきた。

久しぶりだからこそ気づく事も多く、その都度院長にこの子はこうですけどいいんですか、とか、ここぞとばかりちょっと口うるさく働いてきた

久しぶりに会う子たちも覚えていてくれているのかどうだか分からないけど、みんな温かく(?)ニャーニャーと迎えてくれて、話しかけながら様子を見たり、タオルを取り替えたりする今までやってきていた事も、やっぱり本当に楽しかった。
ご飯を食べたがらないえだちゃんをなだめすかして少しずつ食べさせたり、立ち上がれないワンちゃんを、腰が痛いよとか言いつつ抱えあげてお尻をきれいにするのも、とっても嬉しかった。


よく、動物病院で働くのに動物が好きなだけじゃやっていけない、と言われる。
働いてる時は私もそうかもな、と思っていた。
楽しい事以上につらい事や嫌な思いをする事も多いし。

でも今は、動物が好きだというだけでもいいんじゃないかなーと思う。

やっぱりいつかは必ず、動物に触れ合う仕事に戻りたいなー。

 



こんなしもぶくれのかわいい子もいました。


心配している猫ちゃんが病院にたくさんいる、という話は何度も書いたけど、とうとうそのうちの一匹が危ない状態になってしまった。

明日、うちの犬のシャンプーに連れて行こうと思っていて連絡してみたらその事が判明。

でも、どうやら夜を越せるかどうかという位、状態が悪いらしい。
 
明日、ちゃんと会えるかな。
とってもつらいみたいだから、頑張れとは言えないけど・・・
できればちゃんと会いたいな。
福ちゃんの手術前日に、勤めていた病院に顔を出した。
その時に、みんなの顔を見に中に入らせてもらった。

変わらない顔ぶれで嬉しかった。

ただ、嫌な予感が当たってしまった。

以前、心配だなーと書いたうちの1匹、えだちゃんという猫ちゃん。
覗いたら丸くなって寝ていた。
声を掛けると目をまん丸にしてしばらくこっちを見てる。
犬舎を開けてみた。
しばらくぼーっと座ってこっちを見ていたが、声を掛けているうちにこっちに歩いてきてくれた。
私の手をペロペロ舐めながらそっと噛んだりしてくるのは今までと同じ甘え方。
小さな声でゴロゴロ言ってくれている。

でも顔つきが全然違っていた。
目がくぼんでつり上がっている。
背中を撫でたらゴツゴツの背骨に簡単に手が触れる。
時間的に、もう午後の治療は受けた後だろうと思い背中の皮膚を触ってみても、まだ点滴を入れてもらった感じもない。

思わずそばにいた子に「どうしたの!?こんなに痩せちゃって!」と言ったら、「全然食べなくなっちゃったの。」と言う。
それなのに、午後の治療はまだしてないの?
もう病院閉める時間なのに?
っていうか、これだけ悪そうなのに静脈から点滴しないの?

あまり長居しても邪魔だろうから帰ろうと思ったが、治療をちゃんとしてくれてるのか、ちょっと不信に思ってしまい、様子を伺っていた。
やっと治療が始まったが、もっとちゃんと診てあげて欲しいなと思ってしまった。


実は、私が辞めるのと同時期に、もう一人の獣医師が週一回のみのシフトになった。
なので、今まで入院の子の治療に携わっていた人間が二人一気にいなくなるという事態になっていた。
私はこの獣医師と同性で同学年ということもあってか仲が良かったが、私が辞めることになったよ、と言った時に「私も辞めたいよー」と言ってはいたが、本当にこんな事になるなんて思ってなかった。
彼女は確かに他にもいろいろやっていて、とってもとっても忙しい人だったから仕方ないけど、彼女の抜けた穴はものすごく大きいと思う。

えだちゃんが心配だ。
その日はなんだかんだと遊んでいても2粒しかドライフードを食べてくれなかった。
もちろん強制給餌はやってくれているようだが、自分から「食べたい」と思って食べ始めてくれるといいんだけどな・・・





病院の鍵と保険証を返しに、病院へ行ってきた。
きちんと院長にお礼を言ってこられたので、何となく肩の荷が下りた感じ。
近いし、花子のシャンプーをしに行ったりもするのでちょこちょこ顔は出させてもらう。

大きく戦力ダウンしちゃったよ、と言ってくれたけど、私が入った時も大した戦力にはならなかったわけで、今いる人たちはまだみんな日が浅いからそれも仕方ないでしょう。

私の10年前ってどんなだったろう、って思う。

今だったら気づける異常でも、その頃には気づけていなかったんだろうな。
薬の飲ませ方もぎこちなかったし、保定だって危なっかしかったはず。
その為に余計な負担をかけた動物たちも多かっただろうと思う。
ごめんなさい。
そして、やっと少し犬猫との距離感とかをつかめてきたところで辞めてしまう私の無責任さも感じる。

でもどのくらい成長できたんだろう極めて大したことないんだろうな。

いつでもおいで、戻っておいで、と言われたけど・・・

今日は診察時間後だったのでみんな余裕があり、ゆっくりお礼やら何やら話せたので良かった。

辞めるのにはたくさんの理由が重なってのことだけど、やっぱり10年間というのはとても長く、その間お世話になったのは事実だしこれからもお世話になる事があるだろうから、お互い気持ちよく、というのが一番良いと思う。

これで一段落。
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