我が家の猫犬さんたちの事、その他色々。
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水曜の夜、セミナーに行ってきた。
内容は『腎臓疾患と心臓疾患の食事療法の実際』というものだった。
今回の先生の講義は初めてだったけど、とっても話し方が上手で聞き入ってしまった。
腎臓疾患は、猫ちゃんが高齢になると高い確率で付き合っていかなくてはならないものとなる。
いわゆる“慢性腎不全”だ。
慢性、というのは「長時間かけて次第になった状態」の事をいい、「治らない」という意味が隠れているらしい。
ということは、早く発見できれば、治すことはできないが少しずつ進んでいく腎不全の進行速度を遅らせることができる、ということでもある。
それにしても嫌な言葉だ。
一緒に暮らした猫を、何匹慢性腎不全で亡くしただろう・・・
最近の話だけでもグレちゃん、くま、シロコ。
今となれば、その3匹とも、もっと上手に病気と付き合っていくことが出来ただろうな、と思う。
私さえちゃんとしていれば。
そうすればもっと穏やかに、有意義に過ごさせてあげられたに違いないし、あんなに苦しい思いもさせずにすんだかもしれない。
何を言っても始まらないけれど、「慢性腎不全」と聞くといつでも、悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでイライラモヤモヤしてくる。
話を戻すと、臨床症状が出る前に腎臓疾患用の療法食に切り替えるのが大切なんだそうだ。
低タンパク、高カロリー食で、リンとナトリウムが制限されている食事。
慢性腎不全で見られる分かりやすい症状は、食欲不振・元気消失・体重減少・嘔吐・多飲多尿、貧血など。
大抵の場合、「最近水はよく飲むんですけど、ご飯をあまり食べなくなってしまって。で、時々吐くんです。」というような感じで来院することが多い。
様子を見てしまう期間が長いほど、症状は進んで行き、当然ながら猫ちゃんもつらい思いをしなくてはならない。
実験で、慢性腎不全であると診断された段階で療法食に切り替えたグループと、今までの食事を替えずにいたグループの生存日数を記録したものがある。(具体的には、血液検査でクレアチニンがある一定の数値に達した段階)
療法食を食べていた猫ちゃんたちのグループは、生存数が50%になるまでの日数が約600日だった。
一般食を食べていた猫ちゃんたちのグループは、生存数が50%になるまでの日数が約300日だった。
個体差もあるし、この結果だけで判断するのも乱暴かもしれないが、300日の差は大きい。
これを見たら、療法食に切り替えない手はない。
でも、私が「難しいなー」と感じるのは、猫ちゃんは嫌いな食べ物は頑として受け入れない子が多い、という点だ。
一般食を食べていた子が、腎臓の療法食に何の問題もなく切り替えられる例はそんなに多くないと思う。
嗜好性が落ちるし、市販されている食事より種類もはるかに少ない。
金額も高い上に猫ちゃんも喜ばないので、飼い主さんが音をあげてしまうことが多い。
猫ちゃんが何も食べてくれなければ症状はどんどん悪化していく。
飼い主さんの中には、美味しくない食事を我慢してちょっとだけ食べていく生活より、ちょっと寿命が短くなっても美味しいご飯をたらふく食べさせてあげたいという人もいる。
どちらがいいのかは分からない。
確かに美味しくないから食べることに興味をなくしてしまい、それからどんどん痩せていってしまう子もいる。
猫ちゃんの食事療法はとっても難しいと思う。
ただ、ナトリウムの制限というのは高血圧に効果があるという理由で制限されているのだけれど、人間とは違って犬猫はナトリウムの制限と血圧には関係ない、という結果も出てきているらしい。
そうなると、腎臓疾患用の療法食も少し嗜好性を高めることができる日が来るかもしれません、と先生がおっしゃっていた。
まだ新しい実験結果だそうなので、これが実際に反映されてくるには時間がかかるのだろう。
あと、慢性腎不全には飲水がとてもとても重要なのだそうだ。
水を飲ませる努力も惜しんではいけない、とのこと。
猫ちゃんは特に、水の飲み方にも各自特徴があるので、そういうのを利用してたくさん飲んでもらった方がいいらしい。
心臓疾患についてはまた後日・・・
内容は『腎臓疾患と心臓疾患の食事療法の実際』というものだった。
今回の先生の講義は初めてだったけど、とっても話し方が上手で聞き入ってしまった。
腎臓疾患は、猫ちゃんが高齢になると高い確率で付き合っていかなくてはならないものとなる。
いわゆる“慢性腎不全”だ。
慢性、というのは「長時間かけて次第になった状態」の事をいい、「治らない」という意味が隠れているらしい。
ということは、早く発見できれば、治すことはできないが少しずつ進んでいく腎不全の進行速度を遅らせることができる、ということでもある。
それにしても嫌な言葉だ。
一緒に暮らした猫を、何匹慢性腎不全で亡くしただろう・・・
最近の話だけでもグレちゃん、くま、シロコ。
今となれば、その3匹とも、もっと上手に病気と付き合っていくことが出来ただろうな、と思う。
私さえちゃんとしていれば。
そうすればもっと穏やかに、有意義に過ごさせてあげられたに違いないし、あんなに苦しい思いもさせずにすんだかもしれない。
何を言っても始まらないけれど、「慢性腎不全」と聞くといつでも、悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでイライラモヤモヤしてくる。
話を戻すと、臨床症状が出る前に腎臓疾患用の療法食に切り替えるのが大切なんだそうだ。
低タンパク、高カロリー食で、リンとナトリウムが制限されている食事。
慢性腎不全で見られる分かりやすい症状は、食欲不振・元気消失・体重減少・嘔吐・多飲多尿、貧血など。
大抵の場合、「最近水はよく飲むんですけど、ご飯をあまり食べなくなってしまって。で、時々吐くんです。」というような感じで来院することが多い。
様子を見てしまう期間が長いほど、症状は進んで行き、当然ながら猫ちゃんもつらい思いをしなくてはならない。
実験で、慢性腎不全であると診断された段階で療法食に切り替えたグループと、今までの食事を替えずにいたグループの生存日数を記録したものがある。(具体的には、血液検査でクレアチニンがある一定の数値に達した段階)
療法食を食べていた猫ちゃんたちのグループは、生存数が50%になるまでの日数が約600日だった。
一般食を食べていた猫ちゃんたちのグループは、生存数が50%になるまでの日数が約300日だった。
個体差もあるし、この結果だけで判断するのも乱暴かもしれないが、300日の差は大きい。
これを見たら、療法食に切り替えない手はない。
でも、私が「難しいなー」と感じるのは、猫ちゃんは嫌いな食べ物は頑として受け入れない子が多い、という点だ。
一般食を食べていた子が、腎臓の療法食に何の問題もなく切り替えられる例はそんなに多くないと思う。
嗜好性が落ちるし、市販されている食事より種類もはるかに少ない。
金額も高い上に猫ちゃんも喜ばないので、飼い主さんが音をあげてしまうことが多い。
猫ちゃんが何も食べてくれなければ症状はどんどん悪化していく。
飼い主さんの中には、美味しくない食事を我慢してちょっとだけ食べていく生活より、ちょっと寿命が短くなっても美味しいご飯をたらふく食べさせてあげたいという人もいる。
どちらがいいのかは分からない。
確かに美味しくないから食べることに興味をなくしてしまい、それからどんどん痩せていってしまう子もいる。
猫ちゃんの食事療法はとっても難しいと思う。
ただ、ナトリウムの制限というのは高血圧に効果があるという理由で制限されているのだけれど、人間とは違って犬猫はナトリウムの制限と血圧には関係ない、という結果も出てきているらしい。
そうなると、腎臓疾患用の療法食も少し嗜好性を高めることができる日が来るかもしれません、と先生がおっしゃっていた。
まだ新しい実験結果だそうなので、これが実際に反映されてくるには時間がかかるのだろう。
あと、慢性腎不全には飲水がとてもとても重要なのだそうだ。
水を飲ませる努力も惜しんではいけない、とのこと。
猫ちゃんは特に、水の飲み方にも各自特徴があるので、そういうのを利用してたくさん飲んでもらった方がいいらしい。
心臓疾患についてはまた後日・・・
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勉強になります♪
こんにちは♪
慢性腎不全・・私も悔いが残っていますのでsumireさんの気持ち、すごくわかります。無知だった私は「吐く」猫だから・・「痩せた8kg⇒4kg」歳だから・・としか考えていませんでした。多飲多尿に気づいた時には、もう遅かったんですよね(涙)
おっしゃる通り、前猫コロも何でも食べるって子ではなかったので、処方食にするのは難しかったかも。ご飯に関してはとっても難しい部分ですよね。ケナッピが仔猫の時、サイエン○ダイエットよりネイチャー○ベストを美味しそうに食べるから私も食べてみたんですが・・なるほどサイエン○ダイエットは不味い(涙)処方食はそれより不味いんだろうなぁ・・前猫コロの事があるので、今は2人に色々な種類のフード(マグネシウム低)を食べさせるようにしています☆でも実際に処方食になった時が、どうなるか??少しでも美味しい処方食ができる事を期待したいです。でも10歳過ぎたら、好きな物を好きなだけ食べさせてあげたいな~って思ったり・・本人達は、どう思っているんだろう~??
慢性腎不全・・私も悔いが残っていますのでsumireさんの気持ち、すごくわかります。無知だった私は「吐く」猫だから・・「痩せた8kg⇒4kg」歳だから・・としか考えていませんでした。多飲多尿に気づいた時には、もう遅かったんですよね(涙)
おっしゃる通り、前猫コロも何でも食べるって子ではなかったので、処方食にするのは難しかったかも。ご飯に関してはとっても難しい部分ですよね。ケナッピが仔猫の時、サイエン○ダイエットよりネイチャー○ベストを美味しそうに食べるから私も食べてみたんですが・・なるほどサイエン○ダイエットは不味い(涙)処方食はそれより不味いんだろうなぁ・・前猫コロの事があるので、今は2人に色々な種類のフード(マグネシウム低)を食べさせるようにしています☆でも実際に処方食になった時が、どうなるか??少しでも美味しい処方食ができる事を期待したいです。でも10歳過ぎたら、好きな物を好きなだけ食べさせてあげたいな~って思ったり・・本人達は、どう思っているんだろう~??
●ケナママさんへ●
こんばんは^^
うちは元気な子も一応療法食(健康な成猫にも使える維持食)を食べさせています。
でも、果たしてそれがよいものかどうかも最近疑問に感じています。
今度他の病院に食事の事で相談に行ってみようと思っているところです。
ホメオパシーのセミナーを聞きに行った時に、後半はペットフードについてでした。
あまり理解できなかったのですが、それについても今度書きますね!
うちは元気な子も一応療法食(健康な成猫にも使える維持食)を食べさせています。
でも、果たしてそれがよいものかどうかも最近疑問に感じています。
今度他の病院に食事の事で相談に行ってみようと思っているところです。
ホメオパシーのセミナーを聞きに行った時に、後半はペットフードについてでした。
あまり理解できなかったのですが、それについても今度書きますね!